2014年5月5日月曜日

FindBar Tweak の日本語化(その3) はじめてのBabelZilla

非公式パッケージを作ったFindBar Tweak 1.4.18 ですが、折角なので作者さんに連絡して、公式にマージしてもらうことにしました。

が、軽い気持ちで始めて、少し後悔しました…

FindBar Tweakの作者さんは、localization(l10n)したものを送る際は、BabelZilla 経由にして欲しいみたいです。
ただし、強要ではありません。

BabelZilla という単語は初めて知ったので、ちょっと調べてみました。
BabelZilla とは、
BabelZilla <http://www.babelzilla.org/> はMozilla系の拡張機能のローカライズ支援サイトです。
- BabelZillaの紹介文 - deq blog
だそうです。
特徴としては、
  1. 各国の翻訳者が登録すると、アドオン作者、円滑にやりとり出来る。
  2. Web Translation System(WTS)というのがあり、翻訳及び進捗状況なども管理出来る。
  3. 各言語には、複数の翻訳者を登録可能で、チーム作業が可能。
などがあります。

ただこのBabelZilla 、色々と厄介なものでして、
  1. 英語記述のシステムである。
    英語が苦手な私(*1)は、初手から挫折しそうになりました。
    一応、日本語のヘルプがあるのですが、文字化けしてて使い物になりません。
  2. アドオン作者は有益だけど、翻訳者にはあまり利点がない。
    単独での翻訳作業なら、chrome\locale\ja-JP をzip などでアーカイブして、作者さんに送る方が簡単かと。
  3. アドオン配布公式ページ(AMO: addons.mozilla.org)も翻訳対象になる(*2)
    xpi ファイルには含まれていませんが、
    AMO.properties というのがそれです。
    作者さんにも依りますが、今回はかなり詳しく説明されてたので、一番苦労しました。
  4. アドオン作者と連絡する方法が不明。
    私がシステムを理解していないだけでしょうね…
    アドオン毎にフォーラム(BabelZilla Board)があるのですが、メンバー全員に伝えなくても良い事などでは、使うのに躊躇してしまいます。
  5. install.rdf のDescription: に日本語で(*3)記述すると、文字化けする。
    これはアドオン作者さんもご存知で、
    「送ってくれたロケールのを使うから、心配しなくていいよ」
    と言ってました。
など、「私にとっての難題」が色々とあります。

(*1) じゃあどうして日本語化なんてやってるんだ? とツッコミあるでしょうね:-)
(*2) 原文そのままになっているアドオンの方が、多い気がしますけどね。 
(*3) 多分、他のマルチバイト文字コード(*4)でも、文字化けそうな気がします。
(*4) ISO-2022-JP はどうなんだろ?


自分から名乗り出た以上、FindBar Tweak の日本語ロケールは「出来るだけ」メンテナンスしていくつもりですが、他のアドオンは多分やりません。
そもそも、自分用に翻訳したので。


参考:

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